令和元年6月17日(月)、東京国際フォーラムで開催されました
「第1回福祉用具専門相談員研究大会」に参加してきました。
『伝えよう!福祉用具のちからを~ 地域包括ケアシステムにおける福祉用具の役割 ~』という
テーマで、(一社)全国福祉用具専門相談員協会(ふくせん)と
(一社)日本福祉用具供給協会(日福協)共催で行われた大会です。
私たちは、“福祉用具の卒業を踏まえた自立支援の視点
~福祉用具活用によりQOL(生活の質)が向上し、ADL(日常生活動作)向上への
意欲も高まった症例を通して~”という演題を発表しました。
サービス利用当初は術後のため、歩くことができずに車いすで室内外を移動され、
寝起きは電動ベッドを利用されていましたが、理学療法士によるリハビリを
行うことで室内の移動を歩行器で行えるようになりました。
その後、車いす・電動ベッドを卒業し、所有のベッドから手すりを使って
立ち上がりができるようになり、趣味の絵画教室へ一人で外へ出かけて行くことが
できるよう電動車いすを利用することとなりました。
次は友人宅へ歩いていけるように歩行器を卒業し、多点杖を利用する予定です。
(発表内容を一部抜粋しています)
このように利用者様ご自身のご希望やADLに合わせて、
私たち福祉用具専門相談員は、車いす、電動ベッドや手すりなどの福祉用具を
状況にあわせて提案したり、逆に卒業していく提案をさせていただいています。
福祉用具貸与や購入により介護サービスを利用するようになっても
用具に依存するのではなく、自立という目標を持って生活していただけるよう
私たちがサポートいたします。お気軽にご相談ください。